​岡村から若林に聞きたい10のこと

1 「紙」にこだわるきっかけ

O 日々のお仕事でいろいろな紙を使われている若林さん。紙にこだわるようになったきっかけはあったんですか?

 W 昔からずっと本、特にまんがが大好きなんです。それがきっかけで絵や文字に興味でてきて、美大に進学しました。

 紙にいろんな種類があるのを知ったのは、工藤強勝先生(※)の授業で、「紙をいろいろ使ってみろ」と言われたのがきっかけです。
 好きな紙を選んで買って、それで製作する、という授業で。その時はじめて竹尾さんのショップに行きました。

O すごくいい授業!うらやましい・・・

 W それ以前に同人誌を作っていたんですが、当時はあまり紙にはこだわりはなくて…
 こだわって作っている友達もいたけど、絵を描いたりデザインする方が好きでした。
 まんがが好きなので、単色で印刷された絵とか文字に魅力を感じるし、どちらかというと印刷の方がおもしろかったです。
 ふつうの上質紙に、2色刷りとか工夫次第で、ぐんとかっこよくなるのが感覚的にも楽しかった!

O そこからなぜいろんな紙を試すように?

 W 大学で紙にいろんな種類があって選べる、ということを覚えたんだけど、就職をして雑誌紙面のデザインナーをしていた時には、自分では紙も印刷方法も選べなかったんですね。
その反動もあるのかもしれないけど、今は「この紙にどんな印刷や加工をしたらどうなるかな?」という『実験』が楽しい!

O 実験!?

 W パソコンの画面上で作っていた絵が、紙の質感の上にのるとぐっと良くなったり同じ絵・デザインでも、紙を変えると見え方が全然変わるんです。
 活版印刷は特にそれが顕著で、紙の凹凸によってインキがいい感じにかすれたり、逆に箔!?と思うくらいきれいにインキがのる紙もある。
 紙も印刷もデザインも、と全てを最初から100点を目指すのもいいけれど、それらが三位一体となってうまれる、想像していた以上の表情が見たくて、実験をしているんだと思います。

​工藤強勝先生の授業で作製した若林装丁の本。これが紙を見るきっかけに。

こちらは卒業製作で作製した本。なんとこの時点ですでに「まんまる」という名前を使っている!

​丸い食べ物をシリーズにパッケージなども作製した。

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