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若林から岡村に聞きたい10のこと
2.「紙雑貨」はブームなのか?「紙」を好きになったきっかけ
W ここ5.6年の、「紙雑貨ブーム」とも言える現状を、前職※の「紙屋」という立場からはどう見ていましたか?
(※岡村さんは前職は紙商社にいました)
O どうというのは?
W 嬉しいのか、なぜブームに?という感じなのか…
O 嬉しいかったですよ!わたしはもともと紙が好きだったわけではなく、たまたま紙会社に入り、入社してから紙雑貨関連の仕事をしたりすることも多くて、そういった経緯で紙がどんどん好きになっていったので、ブームに対して違和感はなかったですね。
ただ、会社の同僚や上司、取引先などでは「女の子が紙もの好きでびっくり!」と言う声を聞くことが多くて、そこがなんだか不思議でした。
W 会社に入る前は紙にまったく興味がなかったんですか?
O そうですね。可 愛い箱があればたまに取っておくくらいで、意識し出したのは入社してからです。
就職試験を受けたのも本当にたまたまで、大学で学芸員の勉強をしていた時に、和紙が美術品の保管に重要な役割を担っていると知って、なんとなく受けた気がします。
W もともとの趣味で、紙に関わる物は無かったんですか?
O うーん…、本は、良く読みましたね。江戸川乱歩とか横溝正史とか京極夏彦とかよしもとばななとか…
あとは一筆線やメモ帳なんかは好きでした。字が下手なので、長い手紙とかは苦手で…(笑)、メモとかはちょっとした手紙を書くのは好きでした。
ポストカードを集めたりも好きなんですが、キリがないので便箋やメモのほうが使い勝手が良くて。
W そういえば、小さい時のりぼん(※)の付録なんかのレターセットが多かったような。岡村さん、感動してましたね。
O そう!我々世代はあの付録の影響から便箋とかが好きなんだと思います。
W 私は手紙書いたりしないから捨ててた気がする…覚えてない。
O え!私まだ実家に取ってありますよ!!!収集癖も同時に鍛えられた…!

紙me取材で訪れた斉藤工房さんで平成10年のりぼんを発見、岡村さんは付録説明ページを見て大興奮
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